アロマテラピーという言葉が一般的に広まってきましたが、どういうものかと聞かれても詳しく答えられる人は少ないのではないでしょうか。

アロマテラピーとは、簡単に言えば植物の力を借りた自然療法です。

植物からいろんな方法で抽出された精油(エッセンシャルオイル)の力を、健康や美しさを保つために役立てることができます。

各国で代替医療としての注目を集めていますが、現在はリラックスする方法として広まっています。

植物は昔から傷薬などに利用されてきた

 

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アロマテラピーと名付けられたのは20世紀に入ってからですが、療法としては古代からありました。

植物の香りも心身への作用があることがわかり、香りによる療法(アロマテラピー)が長い年月をかけて徐々に民間にも広まってきたのです。

具体的な活用場所は幅広く、スポーツ現場、介護現場、予防医療、リラクゼーションなど種々雑多あります。

アロマ(香り)はダイレクトに伝わる

(少しグロテスクな画像です。ご注意ください)

 

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人間が持つ五感の中の「嗅覚」は、唯一ダイレクトに大脳辺縁系へ伝わる感覚です。

大脳辺縁系とは?

本能行動にかかわる場所。

その下に視床下部などが続き、自律神経や免疫系などに伝わる。

画像では知的活動に関係する大脳新皮質に覆われている状態になっています。

他の感覚は大脳新皮質などを通ってから大脳辺縁系に到着するので、それに比べると早い反応ができるため、においをかぐことによって危険を察知するなどもできます。

 

アロマテラピーは、嗅覚の伝わり方を利用した香りによる癒しの方法なのです。