先日、家の中にもう飲む事のできないインスタントコーヒーを発見しました。
このまま捨てるにはもったいないくらいの量…
何とか使い道がないかと探してみたところ、灰皿に入れる消臭剤のほかにコーヒー風呂というものを発見しました。
本当はコーヒー風呂は飲み終わった出がらしのコーヒー豆をネットなどに入れて作るようなのですが、家でやる分にはインスタントコーヒーでも問題がないようです。

早速やってみようと思い、洗面器に粉を入れて手浴をしてみました。
いつもは飲んでいるコーヒーに手を入れるなんてなんだか変な気分…でもコーヒーの香りが飲むよりも身近に感じられて、リラックスできました。
また、その後は頭がすっきりとして、億劫だった家事や作業をすいすい進められました。
思えばコーヒーだってコーヒーノキから水蒸気蒸留法で抽出されているのだから、立派なアロマですよね。

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コーヒーの香りによる効能・作用

やはりすぐに思い浮かべるのはカフェインでしょうか。
コーヒーを飲んでから15分ほど昼寝すると、頭がスッキリするとも言われていますよね。
集中力を高め勉強やスポーツをする前に飲むと良いことや、疲労感を減らすなど、国際科学コーヒー学会でもその香りによる作用は認められています。

また、他にもコーヒーの主要な成分でもあるポリフェノールには抗菌作用抗酸化作用により、細胞の老化を防ぐなどもあります。

ただ、コーヒーの香りによる効能などは淹れたてのコーヒーの香りだけなんだとか。

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薬として使用されたコーヒー

今では嗜好品として愛飲されているコーヒーですが、13世紀ごろにアラブを中心にイスラム圏では薬として飲まれていたそうです。
昔、アラブのえらいお坊さんが~♪
ついつい、こんな歌を口ずさんでしまいました(笑)
コーヒーには気管支を拡張させる働きがあるので、喘息の予防や初期症状を軽減させるのに役立ちます。
私自身も軽い喘息発作が出たときに、コーヒーの香りを嗅ぐと少し楽になったことがありました。
ただし、これはあくまで症状が軽いときだけなので、発作がひどいときには必ず病院にいってください。

稀少なコーヒーの精油

こうやってコーヒーについて調べてみると、今度はコーヒーの精油が引っかかりました。
精油としての効能は先述したとおりのものと、鎮痛作用抗うつ作用などもあります。
コーヒー原産地の生産体制は完全手作業やいろいろな利害関係(ディーラーは儲かるのに、コーヒー農園の生産者は儲からないなど)が複雑に絡まって天然100%のものはたいへん貴重なようです。
いつかは入手しようかなと思いますが、今のところはインスタントでのコーヒー風呂を楽しもうかなと思います。

気をつけるべきなのは、コーヒーの色素が浴槽につかないようにすぐに流すことと、やはりカフェインには興奮作用もあるので朝のお風呂に使ったほうが良いですね!