月経期間に感じる不調の原因はどれも同じというわけではなく、さまざまな要因が重なっている場合があります。

月経期間に感じる不調

 

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PMS(月経前症候群)

主にエストロゲンやプロゲステロンの低下により引き起こされる不調と言われていますが、まだはっきりとした原因はわかっておらず以下のような症状が現れることが多いです。

  • 情緒不安定・倦怠感・ひどい眠気・集中力低下など
  • めまい・胸やおなかの張り・頭痛・腹痛・腰痛など
生理痛(月経困難症)

月経に伴い、プロスタグランジンという物質が増え子宮や血管を収縮させるため以下の症状があらわれます。

  • 下腹部や腰の痛み・貧血・吐き気・下痢・憂うつ感など
  • 経血量が多くなる(レバー状の塊が出る場合もある)

痛みがひどく月経後まで続く場合は、子宮などに問題を抱えている場合があるので早めに医療機関へ行って適切な治療を受けてください。

更年期障害

女性ホルモンが急激に減少するために起こったり、そのほか仕事や家庭などの身の回りを取り巻く環境によって引き起こされる症状とも言われています。

  • 物忘れや不安感・食欲不振・イライラ・倦怠感など
  • 体のほてり・疲れやすさ・ドライマウス・発汗など

なお、思春期に無理なダイエットなどをすると余計にひどくなったり、更年期障害への影響や、将来的に骨粗しょう症になる可能性が高くなります。

 

月経時の不調をアロマで緩和!



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毎月のようにひどい不調があれば、憂うつになるのは当たり前です。

そんな時こそ、アロマの出番!

香りを吸い込む芳香浴という方法は、とても簡単なのでオススメです。

嗅覚は他の五感とちがい、受けた刺激を感情をコントロールする大脳辺縁系にダイレクトに伝えます。

大脳辺縁系は自律神経系に関わる視床下部の近くにあり、その影響でリラックスできるのです。

芳香浴

アロマポットやアロマディフューザー、キャンドルなどにアロマオイルを数滴たらし、部屋に広げます。

自分が心地よく感じるアロマオイルをブレンドなどすれば、より高いリラックス効果を期待できます。

リラックス作用があるアロマ

  • ゼラニウム
  • ラベンダー
  • ローズ
  • サンダルウッド
  • カモミールローマンなど

また、キャンドルの炎の揺らぎは、『1/fゆらぎ』という人間が心地よく感じるリズムなので、見つめるだけでもリラックスしやすくなります。

※キャンドルを使う際は火気に気をつけてください。

 

月経のときに不調を感じると、月経そのものをうっとうしく感じてしまうかもしれません。

でも発想を変えてみると、月経があるということは体のメカニズムがしっかりとしているということです。

月経の期間に眠気が強いときには、体から安静にしろという指令が出ているからなので、普段より早めに眠ったり家で静かに過ごすなどの対策をとるといいでしょう。