一週間ほど前から祖母が体調を崩し、入院しています。
昨日は2回目のお見舞いに行ってきました。
祖母が入院している病院のエレベーターはグレープフルーツの香りがします。患者さんやお見舞いの方が気持ちよく過ごせるように配慮してくれているのでしょう。
病室の中は、独特のにおいが漂っていました。
こちらにもアロマを香らせればいいのに、と少し思いましたが各患者さんの病状や好みもあるでしょうし、コストもかかります。調べてみると、歯科医院や産婦人科、カウンセリングルームなどで導入しているところがあるようですが、今の日本の病院で普通に取り入れるのは、まだまだ難しいのでしょう。
病室から祖母を連れだして、病棟の隅でハンドトリートメントをしました。
ジンジャーとグレープフルーツをブレンドしたオイルでマッサージ。
独学ですが、丁寧にマッサージしたところ、とても気持ちよさそうにしてくれました。
ハンドマッサージはまず、施術者の手にオイルを塗り、相手の手先から肘まで心臓に向かってオイルをのばすように、繰り返しマッサージします。オイルはアロマオイルを使用することもありますが、においが嫌な人もいるので、高齢者施設では一般的には無臭のオイルを使用するようです。
私の祖母はアロマが大好きなので色々な精油を使用しています。
繰り返しマッサージすると次第に手指が温かくなり、頬も赤らみます。手にはいくつものツボがあり、ツボを押すことで不調改善にも役立てています。オイルは身体の中までマッサージの効果により浸透するので、血行も良くなります。
ハンドマッサージをすると施術する人も施術される人にも幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されると言われています。セロトニンは人々に精神の安定を導いてくれる大切なホルモン。身体機能の衰えによってセロトニン不足になりがちな利用者さんに大変効果的です。
これからも、祖母へのマッサージを続けていきたいと思います。
早く元気になりますように。