16歳の高校1年生、平野美宇選手が9日、卓球シングルスの決勝で台湾の選手を破り、女子のワールドカップで日本選手として初めての優勝を果たしました。

おめでとうございます!

大会公式サイトによると大会最年少優勝で、中国選手以外では初のタイトル獲得。平野選手は、「東京オリンピックでは、金メダルを目指して頑張りたい」とコメントしています。

本人の才能はもちろんのこと、想像を絶する練習量や効果的なトレーニング、彼女を支える沢山の人々があってこそ、素晴らしい結果が出たのではないかと私は思います。

それはどのスポーツ選手にも言えること。

平野選手が取り入れていたという情報はありませんが、スポーツ選手を支えるものとして近年注目され始めているものに、スポーツアロマというものがあります。

アロマセラピーをスポーツの分野に生かし、怪我の予防や筋肉痛の緩和、ホルモンバランス調整、早期の疲労回復など、スポーツをする際のコンディショニングに生かしたものをそう呼びます。

植物の薬効成分をトリートメントによって体の中に吸収させることで、早期の疲労回復や痛みの緩和、自律神経系の調整・ホルモンバランス調整など、様々な不調改善が期待できます。またスポーツでは致命的とされる怪我の予防に役立つことから、近年、多競技にわたりスポーツコンデショニングの1つとして注目されています。

例えば、ラベンダーの香りで緊張を緩和したり、ペパーミントで集中力を高めることに役立てます。ローズマリーに含まれる鎮痛作用の成分により炎症を抑えたり、筋肉の疲労回復が期待できます。またプレッシャーから不眠になったり胃痛に悩む選手も多い中、睡眠を促したり、リフレッシュさせることなど精神面でのアプローチもスポーツでは重要となります。その他、風邪予防や免疫力UPなど心身ともにケアすることでより高いパフォーマンスを発揮していきます。

スポーツアロママッサージは、症状にあわせたエッセンシャルオイルのブレンドと筋肉の深部へとアプローチするトリートメント、ストレッチの組み合わせが特徴です。筋肉にアプローチするというと痛い印象がある場合もありますが、筋肉の疲労回復や競技能力を高めることを考えた場合、痛みを伴うような施術は行いません。また、試合直前などは、柔軟性を高めすぎると筋肉反射が悪くなる為、血行を促進する軽擦のみの場合もあります。

アロマテラピーもスポーツアロマも「精油という植物の薬効成分を活用した自然療法」という点では共通ですが、大きな違いはスポーツアロマはスポーツの競技能力の向上や怪我予防を目的にしていることです。

その為、スポーツアロマでは、例えば集中力や筋力・持久力を高める必要のある大会前と、筋肉疲労を取り除き、血流促進、呼吸回復などが必要な大会後でのケアの方法が異なります。また、使用する精油に特徴があったり、オイルマッサージの手技も筋肉の深い部分にアプローチするものなどになります。

レベルはまったく違いますが、私もスポーツをしていた頃取り入れていたらもっと良い結果が出ていたかな、と感じる状況がいくつか思い出されました。

 

スポーツの秋。

 

今の私では少しのランニングでも筋肉痛を起こしそうですが、アロママッサージとともに、暮らしの中に運動を取り入れてみようかな、と思います。