体内で分泌されるホルモンについて知っていますか?
ホルモンは一生のうちに約3~4gしか分泌されないといわれています。
ですが、少量でも私たちの体に大きな影響を及ぼします。
特に女性の場合は男性に比べ、月経・妊娠・出産などホルモンが必要なシーンが多いためホルモンバランスの高低差が激しいです。
それ以外にも女性にとってホルモンがどのような役割を果たすのか、詳しくお伝えします。
Contents
女性に重要なホルモンの種類
エストロゲン
体への影響
- 女性らしい丸みのある体にさせる
- 卵子・卵巣で卵を成熟させ子宮の壁を厚くする
- 皮膚の粘膜を潤し皮膚の弾力性をあげる
- 悪玉コレステロールを下げる
- 血管をやわらかく保ち、動脈硬化を防ぐ
- 骨量密度の低下を防ぐ
心への影響
- セロトニンを活性化させ、不安感や憂うつな気持ち、認知障害(物忘れなど)を防ぐ
美容への影響
- 肌のコラーゲンなどの合成を助ける役割があり肌を健康的に保つ
プロゲステロン
体への影響
- 子宮の内膜を柔らかくすることで、受精卵を受けやすくする
- 月経周期の決定や、妊娠期間を保つ役割がある
- 基礎代謝が高くなる
心への影響
- 充分な量であれば、鎮静作用がはたらき気持ちを落ち着けるのに役立つ
美容への影響
- 肌の保湿(生理前に皮脂の分泌を増やすため(テカリやすくもある))
月経期間、ホルモンバランスが崩れると?
女性はホルモンバランスの高低差が激しいとお伝えしました。
月経がある期間、それによって心身への影響が顕著に出ます。
月経前や月経中
- 腹痛や腰痛、頭痛や不安感が強く出る
閉経前の更年期
- 卵巣機能の低下に伴い、月経の期間が長くなる過長月経
- 体のほてりや多汗(ホットフラッシュ)、倦怠感
- セロトニン不足による苛立ち(セロトニン生成に関わるエストロゲンの減少のため)
などさまざまな状態におちいりやすくなり、長引けば自分だけではなく周囲へも影響が及びかねません。
女性のライフステージに合わせてアロマやハーブなどを取り入れることで、それらの不調を軽減できるといわれています。