年々、気温が高くなり熱中症で苦しむ方々が増えています。
熱中症を予防するためにはどんなことが必要でしょうか。
熱中症とは
体内の熱処理がうまく働かないことによる、めまい、脱水症状などさまざまな体の不調が現れることをさします。
特に気をつけたいのは脱水症状。
体の約3分の2は水分のため、水分補給が重要です。
のどが渇くのははすでに脱水症状が起こっているサインですが、サインを出す機能が弱っている60代以上の方や汗をかきやすい子供は特に周りの人が注意を払ってあげてください。
水分補給時に気をつけること
水分補給は重要ですが、冷えすぎた飲料は体内を冷やしすぎて血流が悪くなってしまい、
- 体温の調節がうまく働かず体のだるさを感じやすくなる
- 食欲不振や夏ばて
- 下痢にもなりやすく、脱水症状の原因になる
といったさまざまな悪影響を与えてしまいます。
また、水分補給をするときには飲み物の種類や量にも気をつけなければいけません。
水
多量に飲むことで低ナトリウム血症という体内にあるナトリウムという物質が正常に働かなくなり頭痛、吐き気などを引き起こす場合があります。
平均的な体重の女性(約50~60kg)だったら約3L、男性(約60kg~70kg)だったら約4Lを目安に数回に分けて水分補給してください。
※あくまで通常時の目安です。スポーツ時や大量に汗をかく場合はこれ以上の水分を取るようにしてください。
経口補水液やスポーツ飲料
・経口補水液
塩分が多く含まれているため、血圧が上がる可能性があります。また腎臓病の方が飲むときはかかりつけの医師に確認してください。
・スポーツ飲料
大量の糖分が含まれているため、糖尿病などにかかりやすくなるおそれがあります。
どちらも脱水症状を起こしているときには有効ですが、水分補給時には注意が必要な飲み物です。
カフェインを含むコーヒーや緑茶
コーヒーや緑茶は体を冷やすカフェインが含まれているため、多量に飲むと体の内部が冷えて冒頭で伝えたように血流が悪くなってしまいます。
アルコール
利尿作用があり、アルコールを分解するのに水分が必要なため脱水症状を起こしやすくなります。
ビアガーデンなど汗をかきやすい状況だと特に脱水症状を起こしやすいので気をつけてください。
お酒を飲む合間に水や経口補水液を飲んだり、塩分を含むおつまみ(枝豆など)を食べるのがいいようです。
以上のことを考えると、水分補給にはどんな飲み物が必要か悩んでしまうと思います。
そんなときには栄養素がたっぷり含まれたハーブティーがおすすめです。
ハーブティーは熱中症への対策はもちろん、デトックスや美容、リラックスなど様々な面での効果が期待できます。
次回は夏におすすめのハーブティーを詳しくご紹介していきます。