以前、2月に投稿した記事に茶香炉についてお話したものがありました。
その時に、茶香炉に使用した茶葉はほうじ茶になると書いていたのですが、自宅を片付けているときに茶香炉をどこかに仕舞い込んでしまいました。
もう自家製のほうじ茶は出来ないのかな~と落胆していたところ、調べてみたらフライパンやレンジで簡単に出来るんですね。
ここ最近は朝起きてから、簡単な身支度を済ませた後にすぐにフライパンを用意してほうじ茶を作っています。
朝からお茶屋さんに居るような幸せな香りが…♡

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ほうじ茶の作り方

作り方は本当に簡単なので、朝の忙しい時でもすぐに作れます。
①. フライパンに火をかける(約1分間)
②. 温度を均一にするために、一度火を止めて濡れ布巾の上に置く(約1~2秒間)
③. 火をかけないまま、茶葉をフライパンに広げてふたを閉めてそのまま放置(約2分間)
④. 強火にかけ、茶葉をかき混ぜる(約1分間)
⑤. 余熱を使い加熱(約1分間)
⑥. 出来上がり
⑦. この後、フライパンはさっと洗って空焚きしておいた方がいいです。

私の家は台所が6畳くらいで、その広さならものすごく香りが広がっていきました。
けれど、台所に隣接してある8畳くらいの居間の方にまでは広がりきらなかったです。
家中に香りを広げたいなら部屋ごとで焙じた方が良さそうなので、フライパンと茶香炉を併用したらいいかもしれません。

ほうじ茶の効能・作用

ほうじ茶から得られる香りの効能をもたらしてくれるのは、香り成分のうちの一つであるピラジンによるものです。
これは緑茶やコーヒーにも入っていて、ほうじ茶は緑茶を焙煎することによって、このピラジンがより多く作られます。
血流の流れを良くする作用から冷え性の改善に役立ち、リラックスの効果も期待できます。
ほうじ茶には少しはカフェインも含まれていますが、コーヒーに比べれば断然含有量が少ないため夜に飲んでも睡眠の邪魔にはならないのがいい所ですよね。
私の母親がコーヒー大好きで、夜中にも飲んでいました。
そのせいなのか完全な夜型で、いつも朝は出勤ぎりぎりまで眠っていて起こすのが大変でした。
ですが、ほうじ茶を飲み始めたころから夜は早めに眠るようになり、朝も私が何も言わなくても自分から起きてラジオ体操までやるようになったので効果は絶大。

ほうじ茶を飲むことで得られる効果はもちろんの事、広がるお茶の香りを嗅ぐと『上質な暮らし』ができている気分になれるので、今では毎日ほうじ茶を作るようになりました。
出かけるときでもマグボトル等に入れておけば、急須から入れるお茶の味が楽しめます。

アロマテラピーの華やかな香りが少し苦手だという人でも、日本人にはなじみ深いお茶の香りなら受け入れやすいでしょう。
多忙な日々を過ごす毎日、たまにはお茶でも飲んでのんびりしたいですね。