ショートヘアのマロンブラウンカラーの私は時々憧れます。この句に。

 

『その子二十(はたち) 櫛にながるる 黒髪の おごりの春の うつくしきかな』 与謝野晶子

 

たっぷりとした黒髪が、人生の春を謳歌する若い女性の美しさを象徴しています。

 

つややかなうつくしい髪の女性。いいですね。そこに、そこはかとない香りが加わったらどうでしょう。

 

東京にいた頃、お世話になっていた年上の女性がいました。いつ会ってもノーファンデ(たとえ結婚式のお呼ばれでも)、でも透き通るようにうつくしい白肌とつややかな黒髪をしていました。

彼女のスキンケアはエステの商品を使っていたのでよく分かりませんでしたが、髪にはロクシタンのローズの香りのシャンプーとコンディショナーを使っていました。私もローズが大好きなので、日替わりで使って幸せな気持ちに浸っていたものです。

 

 

昨夜は、同じロクシタンの、ファイブハーブスリペアリングシャンプーで洗いました。髪が短いので洗った後も周りによく香るのかどうかはわかりませんが、シャンプーの泡が細かく、泡立てるときの香りが大好きです。

アンジェリカ、ゼラニウム、スウィートオレンジ、イランイラン、ラベンダーという5つの精油が配合されています。

 

中でも私が意識したのはイランイランの香り。幸せな気持ちで満たされる感じや、ゆったりとした気分をもたらす効果があります。ストレスやイライラを改善してくれるでしょう。緊張を強いられたり興奮しているときに、その精神状態を解きほぐしてくれる効果が期待できます。イランイランは香りがとても強いので、精油は控えめの量で使うのがコツです。

 

ほかの4つの香りもバランスよくミックスされていて、「甘く優しいお花の香り」といった具合でしょうか。なぜが3歳になる姪を抱きしめた時のような、優しい気分になります。

 

高機能シャンプーが覚えきれないほど出回っている昨今ですが、アロマで自分が癒されることを考えて商品を選ぶのもいいんじゃないかと思います。