皆様こんにちは。
前回、意外と知らない正しいブラッシング~髪は女の命~[前編]では私が使用したブラシの使用感の比較などを紹介いたしました。
今回はブラッシングの効果やプロから教えてもらったブラッシング方法について、詳しくお伝えしていこうと思います。
Contents
ブラッシングの効果
髪を清潔に保つ
今回、3つのブラシを使って共通して思ったことは『髪にはホコリが付着しやすい』ということでした。
頭部は人体の一番上にあるため空中にあるホコリを拾いやすく、拾ったホコリを髪の毛に付着させたままでいると、皮脂と混ざり合って髪の毛にダメージを与えてしまいます。
そのホコリを落とすためにブラッシングは必要なのです。
落としたホコリはブラシに残ったままになっているので、使ったすぐ後には手入れをしたほうがいいです。
1回1回掃除するなんて面倒だと思うけれど、そのままにしていたらもっと面倒だということを実証済みです。
今回使用した3つの内のリセットブラシは、何日か使っていたら抜けた髪やホコリが残り、くしの1本1本に巻きついた髪をピンセットで抜き取ったあと、クッション部分は水洗いができないため、小さくちぎった濡れティッシュでふき取るという作業に、優に3日くらい要しました。
頭皮マッサージ
美容師さんが言うには、頭皮を何もケアしないままでいると全体的に硬くなり毛穴が詰まって薄毛などの原因にもなるというので、男性でも女性でもブラッシングの必要性があるそうです。
ブラッシングにより頭皮がやわらかくなり、毛穴詰まりの予防以外にも顔のたるみや視力の改善にも期待できるとも教えてもらいました。
皮脂を毛先までいきわたらせる
皮脂は肌を潤わせる「天然の保湿クリーム」とも言われています。
それは髪にも言えることで、髪のパサつきを抑え毛先までいきわたらせることで髪にツヤを与えます。
以上のことを踏まえてブラッシングを行うと、髪のツヤに差が出ます。
その効果を倍増させるために、ブラッシングの基本を抑えておければいいと思います。
プロから教えてもらった正しいブラッシング方法
今まで、絡んだ髪がほどければいい位の適当なブラッシングをしていましたが、ちゃんとした方法でブラッシングした方が見た目もきれいになるし色んな効果が期待できますよと言われ、正しいブラッシング方法を教えてもらうことにしました。
手順
①まずは毛先から優しく梳かす
ダメージの有無や長さにかかわらず、もつれやすい毛先から少しずつ梳かして根本まで進めていきます。
一度、根元から毛先まで無理やりブラシを通したことがあるんですが、頭皮が剥がれるんじゃないかと思うくらい痛かったです。
それを美容師さんに言ったら「無理矢理梳かすと枝毛や切れ毛の原因になるので、絡んだ糸をほぐすイメージで毛先から優しく梳かしてください」と苦笑交じりに言われました。
ダメージがひどいときには、まずは目の粗いくしを使って状態を整えてから、先に紹介したような目の細かいブラシを使った方が良いとのことでした。
②キューティクルの流れに沿う
①で絡まりをほどいたら、髪の根元から毛先に沿ってブラッシングします。
髪の表面を覆っているキューティクル部分は髪の根元から毛先に向かって重なっています。
それを摩擦によって傷めないために優しく梳かすことで、キューティクルを整え、髪の艶やかさを取り戻していくそうです。
③頭皮をマッサージする
ブラッシングには頭皮をマッサージする役目もありますが、少し注意が必要です。
痛みを感じるくらいに強く押しつけると毛穴が傷つき、逆にダメージを広げてしまうので自分が気持ちいいという程度の力で行ってください。
私が試した3つのブラシで頭皮マッサージをしたときの感想を比較すると以下のようになります。(個人の感想です)
豚毛ブラシ | なかなか頭皮までブラシが届かないが、毛先がとがっているため、頭皮にまで達するとチクチクして痛い。 |
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タングルティーザー | 特殊な素材で作られているブラシは柔らかいので強く押しつけてもぐにゃりと曲がり、毛先を丸くカットしているため痛みを感じない。 |
リセットブラシ | 柔らかいクッションが心地よくて頭皮全体、耳の後ろからこめかみなどの細かい部分までマッサージできる。 プラチナでコーティングされたピンが冷たくてリフレッシュできるが、ピンの部分が固いので痛みに敏感な人は気を付けた方がいい。 |
ブラッシング前のアロマヘアケアスプレー
ブラッシングする前に軽くヘアスプレーを吹きかけると、ブラッシングによるダメージから髪を保護することができます。
市販のものを使用するよりも精油で作ったほうがコスパを抑えられるので、作り方をお伝えします。
必要なもの
・精油(エッセンシャルオイル)3~4滴
・植物油(キャリアオイル)3~4ml
・精製水100ml
髪におススメの精油
ラベンダー
メリット
皮脂分泌調整作用があり、皮脂による毛穴のつまりを抑えることができます。
デメリット
子宮の収縮を促す通経作用があるため、妊娠中の使用には注意が必要。
サンダルウッド
メリット
抗炎症作用があるため、頭皮のかゆみを抑えられます。
デメリット
鎮静作用が強いため、抑うつ状態の方への単品での使用は勧められない。
髪にオススメのキャリアオイル
ツバキ油(カメリアオイル)
メリット
保湿力が高く、ダメージヘアへのカバーに優れている。
デメリット
空気に触れると酸化しやすいため、長くは保存できない。
スイートアーモンドオイル
メリット
髪を健康に保つための栄養素や抗酸化作用がある栄養素が豊富。
デメリット
ナッツアレルギーなどがある人は症状が悪化することがある。
酷いときにはアナフィラキシーショックを起こすこともあるため注意が必要。
自分で作るのはちょっと…という方には、こちらの2点をおススメします。
生活の木 ビューティーオイル グロッシーヘアスプレー(90g)
洗い流さなくてもOKのオイルミスト。
べたつかずに髪につやを与えてくれるため、ブラッシング前や出かける際のスタイリングキープにも役立ちます。
アルガンオイル
シャンプーの前に頭皮全体になじませれば、皮脂の汚れが取りやすくなり毛穴詰まりを防げます。
イギリスにあるオーガニック認証機関であるソイル・アソシエーションの厳しい基準をクリアできた安全性の高い商品です。
今回お世話になった美容師さんが言うには、ブラッシングはすればするほど効果があるそうです。
特に寝起き、シャンプー前、眠る前を重点的にすると汚れを落としやすくし、眠っているときに育つ髪の健康状態を良くします。
まさに美しさは一日にしてならずということですね。
プロの助言を素直に聞いて、きれいな髪を目指していきます。
髪にお悩みがある方、ぜひ今回の記事をお役立てください。